2015/11/03
義歯のお話し
10月22日、有料老人ホームげんき様で恒例の勉強会をさせて頂きました。
今回は、義歯についてお話しして欲しいとの要望がありましたので、義歯のお話しをさせて頂きました。
義歯の構造、材料、義歯安定剤についてあまり面白くない授業のようでしたが、皆さん頑張って聞いてくださいました。その後、衛生士さんの義歯の清掃、管理の仕方をお話しさせて頂きました。
ところで、義歯の寿命ってどれくらいだと思いますか?
義歯の歯、人工歯と呼ばれるものは、プラスチックでできています。自分の歯よりすり減りやすいので、2年ぐらいですり減ってかみ合わせが変わってくるようです。そして、義歯を支えるお口の粘膜、その下の骨は、徐々にやせていきますので、5年ぐらいすると隙間ができてゆるくなっていくようです。これは、一般的な変化であり、使う方の年齢や噛み方、残っている歯の状態、食べ物の嗜好、体調の変化によりさまざまな経過をたどっていきますので、義歯の寿命も人によってそれぞれちがってくるようです。
自分のお口に合ってない義歯を使っていると、痛くて食べられなかったり、粘膜や、残っている歯を痛めることになります。なので、義歯も自分の歯と同じように定期検診が必要です。1年に1回は、検診を受け、よい状態で義歯を使って頂きたいと思います。